歯周病は糖尿病を引き起こし、糖尿病は歯周病を引き起こすという相互作用があると言われています。
糖尿病が発生する直接の原因は、インシュリンという物質の働きの低下です。これは膵臓で作られる物質なのですが、血中の糖分を細胞などに取り込む働きをします。その働きが低下すると血中に糖分が溜まり、糖尿病となります。
そして、このインシュリンの働きを低下させると言われている物質がTNF-αと呼ばれるたんぱく質なのですが、歯周病になると歯周組織からTNF-αが生み出され、血中を流れインスリンのところまで行くそうです。職場にきて邪魔していくなんて、迷惑なやつらですね。
余談ですが、以前「ピマ族」という北アメリカの糖尿病になりやすい民族が研究されたことがあります。
ピマ族はもともと少ないエネルギーで活動できるような細胞を持っていたので、現代の食生活では肥満になりやすいという悲劇の体質(?)を持っています。
彼らは全人口の4割が2型糖尿病を発症してるらしく、糖尿病患者のグループは、糖尿病にかかっていないグループよりも、全年齢層で歯周病の重症度が高いという調査結果が出ました。
その結果からも、やはり歯周病と糖尿病には相関関係があると見られています。
ホワイトニングでしっかりと歯周病予防しましょう♪